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高倉家調進控・装束織文集成等美術書他 6箱買取 

高倉家調進控・装束織文集成等美術書他 6箱買取 

買取詳細

買取エリア
埼玉県 さいたま市中央区
買取方法
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買取ジャンル
美術書・アート書
美術書・アート書買取について
買取価格

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担当スタッフより

さいたま市中央区にて高倉家調進控・装束織文集成等美術書他買取。

さいたま市中央区

実は今回の買取品ではなく、前回紹介しきれなかった分です。今回売れてしまったら2度と手に入らない気がします。前回はいろいろ紹介したい本が多く紹介しきれませんでしたのでこちらで改めて一番上にデータアップします。今回買取品でいいものがあれば後日アップします。

高倉家調進控・装束織文集成
高倉家調進控の裂地類の中から優品を選び現代の研究成果による解説を加え原寸大の精巧なカラー図版により紹介

王朝時代から連綿と続く有職の歴史の中で、装束衣文の占める位置は大きい。しかしながらこの分野で、今日ま で伝存された基本的文献・資料は如何かというと、残念ながら至って僅少というほかはない。例えば現在なお識者の間で、装束文様の名称・地質・色目などを知る唯一の手引書とされているものは、筑後久留米藩士で江戸詰の松岡辰方編の「装束織文図会』と、その門下の奥州一の関藩士の本間百里の増補である。

当時の武士の立場からの公 家装束研究の苦心の結晶であり、木版彩色も見事であるが、好評で迎えられてからの再版の彩色は目を覆うものが ある。内容も現在の水準から見ると資料不足や武士の介入困難な制約のためもあるが、なお不十分な点が多い。ま た近年も服装や文様の図録類の公刊を見るが、装束の面の取扱い不足は如何ともしがたいものがある。 

本学神道資料展示室は、先年、装束衣文を家職として長く宮中に出仕して来た高倉家に伝来した装束衣文関係の貴重文献、ならびに禁中・仙洞・幕府に調進した装束の控裂や、装束生地の染色見本・有職文様の下絵集成などを、 一括入手することを得た。

それらの中には、文書類にあっては高倉永行自筆の巻子本で、後小松天皇の第一皇子〇仁親王の『親王御方御元 服御ふくの注文』や、『装束可着次第』・『装束寸法深秘抄』の稿本などが含まれている。殊に調進控の裂地類は、それが資料として何よりも貴重であることは、保存が良好であったため今も往時の色調を鮮明に保っており、裏地付きの装束は裏地が併存され、全体に亘って個々の織師や染師の姓名、織上りの寸尺、織幅、地質名、色名、文様名 調進年月日などが、付箋や生地に明記されている点である。これによって従来曖昧であった呼称が明確になり、同一系統とみられる地質・色目・文様なども、時代の進展により推移するさまが一目瞭然となるのである。

このたび本学は創立百周年を迎えたので、その記念事業の一つとして、右の文書・資料のうち装束織文関係の図 縁を刊行することにした。すなわち、高倉家調進控の裂地類の中から優品を選び、現代の研究成果による解説を加 え、原寸大の精巧なカラー図版により世に紹介しようとするものである。その大部分は臣下の窺知すべくもなかっ た歴代の上皇の御料であり、明治天皇御即位時の束帯生地なども含まれている。本書が永く後世に残る装束研究の 標準書となることを期待するとともに、神職は勿論、広く国文学者・国史学者、あるいは服飾・染色関係の専門家 や工芸家の研究に碑益する所があれば幸である。

最後に本書の刊行にあたり、本学教授・神道資料展示室運営委員鈴木敬三博士には、多忙の中を資料の選定・解 説の執筆をの他一切の指導にあたられた。記して感謝の意を表したい。 昭和五十八年三月吉日

こちらは以前買取しました高倉家の図録です。

衣紋道高倉家史料集
天皇家をはじめ公家、将軍家などの公私にわたる装束調進の史料は、有職故実にとって、まこと
に貴重


衣紋道高倉家史料集 高倉家史料集によせて

高倉家の史料に接すると、今上陛下ご即位の 大礼に際し、高倉流でご奉仕いたしたことや、 主たる研究である『お湯殿上日記』の高倉家御服奉仕の記述に、当時の御所での次第は如何なるものであったか、と思いを馳せたことなど、昨日のことのように懐しく思い出される。「衣紋の家」として約七百年もの歴史をもつ同家の、天皇家をはじめ公家、将軍家などの公私にわたる装束調進の史料は、有職故実にとって、まことに貴重なものといえる。

文学博士是澤恭三

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