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日光社参と古河藩

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日光社参と古河藩他各種図録をお譲りいただきました。ありがとうございました。

ふるさとの宝物

発刊によせて

いも娘は、私たちが尊敬する第19代代官井戸平左衛門(いも代官)様の親 衛隊として平成15年に発足致しました。

花飾り、いも作り、竹の花立てなど、まだまだ活動としては未熟なものです が、大森の住民の方々とふれあいをしていく中で….そして、世界遺産の町と なった今、何を残し、未来に引き継ぐべきかを考える様になりました。

大森の昔の店調べ、年間行事、冠婚葬祭、昔のくらしなど、お年寄りの方々 からの聞きとりをした中で、この大切な話を形に残したいと思いました。 思い出の中に忘れてはならないものがあります。提供していただいたひとつ いつの写真の中に大森の宝ものをいっぱい発見しました。

いも娘も、ちょうど発足してから5年ということで一つの節目になること、 そしてこの懐かしい写真を一人でも多くの人に見ていただきたく、一つの写真 集としてまとめることにしました。 これからも大森の人たちと共に、大森の町を守り、この町の素晴しさを未来の子どもたちに伝えるお手伝いが出来れば幸いです。 今後もいも娘の活動に深いご理解とご協力をよろしくお願い致します。

 


江戸の郷土誌

図の端に「天保五年甲午八月岡村氏原図写之」とある。 この絵図を紹介した鈴木理生氏によれば、本図は寛永九年(一六三二) 頃成立の『武州豊島郡江戸庄図』から神田の部分を写しとったものと推 定され、天保五年に原本から写しとる際に、比較的新しい事柄が書き加 えられており、『武州豊島郡江戸庄図』の諸本のなかには、この『寛永年神田全図』のように町並み・下水の描写が詳しいものは見あたらないと いう(KANDAルネッサンス出版部編・鈴木理生解説『神田まちなみ 沿革図集』久保工務店発行・第一書林発売、一九九六年)。すなわち、「岡 村氏」が所蔵する『武州豊島郡江戸庄図』原本から、神田部分だけを何 者かが天保五年に転写して、さらに比較的近年の事柄を書き加えて、町 並み・下水の描写を詳細にした、との見解である。

しかし神田を対象とした絵図であることや、天保五年(一八三四)と いう転写時期からすると、原図を所蔵する岡村氏は、天保六年(一八三 五)自序のある『新撰神田誌』著者の岡村柳斎(庄兵衛近貞。神田小柳 町の名主)と考えられる。とすれば、『寛永年神田全図』の原図は『新撰 神田誌』作成作業に関連して柳斎が作成・所蔵していたもので、それを天保五年に何者かが転写したとみることも可能であろう。 いずれにせよ、天保期における神田の郷土史研究の産物である


日光社参と古河藩

日光山は、不思議な空間である。 東照宮の鳥居をくぐり表参道の坂を下ると、 輪王寺にいたる。おなじ山内に仏と神の共存す る様は、あのように壮大なものとしては、今日、 あまり見かけない光景ではないだろうか。 また、東照宮を彩る夥しい彫刻は、大陸的な 雰囲気を醸しだす。中国には、「風水」という考 え方がある。いわば「気」の景観地理学とでもいうべきものであるが、東照宮創建の場所を選 ぶ手段として、これが用いられたのかもしれない。

江戸時代の日光山は、天海 = 慈眼大師(一五 三八?~一六四三)の意図をかなり反映して設 計されているといわれる。徳川家康・秀忠・家 光の三代の将軍に仕えた天海は、とりわけ家康 の懐刀といわれるほど信任厚く、幕府における 実力者のひとりであった。日光東照社正遷宮、 すなわち家康の霊柩が移された日光山は、天海 の構想によって創建されていく。 – かれは、仏教と神道を融合した「山王一実神道」の立場から、家康を「東照大権現」として 日光山に安置、その墓所に環境を整備した。江 戸時代の日光山は、輪王寺宮門跡の総括のもと、 僧侶、社家の奉仕する複雑な機構となっていく。 「今日の日光山の諸堂社は、三代将軍家光によ る「寛永の造替」(寛永十三年、一六三六)当時 の様子を、ほぼ継承している。一部の建物(輪王寺本堂 = 三仏堂、同相輪塔)は、明治政府の 神仏分離政策により移築されているが、日光山 は、神仏習合の形態を顕わす稀有な例となって おり、その意味でも貴重な文化遺産となっている。

 

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