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図録・仏教書など6箱買取させていただきました

プトレマイオス地理学

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担当スタッフより

埼玉県新座市で図録・仏教書など6箱買取させていただきました。普段買取の際に何か特定の分野1つだけ買取るということはあまりなく、実際にお客様宅にうかがうと、さまざな本が入り混じっているというのが現実です。中には何でこんな本がというものが1冊混じっているということも珍しくありません。いずれかの分野が多いということはあるのですが、今回も各種いろいろな分野の本がありました。こういうときは何を紹介したらいいのか迷うので今回は何冊か紹介してみたいと思います。ありがとうございました。
埼玉県新座市

日本の梵鐘 坪井良平

日本の梵鐘

 この本は私が古稀に達した記念に、何か残してやろうという、昔の東京古学会同人諸君の温かい心遣りから誕生したものである。その話を 最初に聞いたとき、営利的な出版物としては、とうてい成り立ちそうもないものに筆を染めることは、さすがの私も躊躇せずにはいられなかったが、小林行雄君から出版元は引受けてやるから、是非書いてみろと勧 められて、漸く執筆の決心をした。

一つには、先に記した『慶長以前の日本梵鐘年表』があるので、それを主体にして、その解説の意味の本文 を書けば、比較的容易に書き上げられるだろうと、たかをくくって、私 一流の早合点をしたのも執筆の決心をした動機の一つであったことは確 かである。もちろん、学術的出版物などという堅苦しいものでなく、思いつきのまま、筆の走るまま随筆風に書き上げようなどと私なりの構想 を持ったのであるが、さてとりかかってみると、当初予想していたような生半可なことでは済まなくなり、身分不相応な論文になって仕舞った。

そうなったのは仕方がないとしても、持って生まれた粗忽と無思慮、それに加えるに年齢からくる順怠から、書き上げたものはご覧のとおりの 物笑いの種に過ぎないことになったのは欺愧の至りである。

本文至るところに見られるように、鋳物師と書くべきところを、鋳 ・跨工・大工と手当たり次第に思いつきのまま筆を走らせたが、おそ ふく不統一だと譲られることであろう。付表では無紀年銘鐘としながら、 一本ごでは単に無鈴鐘と書いたが、無紀年銘鐘にはきわめて少数ながら、起率はないものの原発のあるものがあるため、無銘獲では不都合だとク が、それを認めることだろう。

地図の中の柳川

筑後平野の豊かな大地と宝の海、有明海にいだかれ、ふるくから栄えてきた柳川は、詩聖北原白秋をはじめ多くの 人を輩出した地でもあります。

この詩情豊かな歴史の街、柳川の市史は、市制施行四十周年を記念して平成五年度から編さん事業を開始いたしまし, その構成は、すでに四冊を刊行しております資料集成(歴史・文化)をはじめ、通史編、史料編、および柳川に関するm 図や、写真・図版などを多用して編集する別編からなります。

今回、刊行いたしました『地図のなかの柳川―柳川市史 地図編I』は、「別編」の一冊をなすものであります。収 した論稿、目録や別刷図などを通じて、歴史の中でさまざまなかたちに描かれた柳川をみていくことができます。

本書『地図のなかの柳川』は、柳川の歴史と地域特性を、地図によって学び、理解することのできる、貴重な一冊となっ ております。市民の皆様をはじめ、多くの方々が本書を積極的に活用されることを願ってやみません。

最後になりましたが、本書刊行までによせられた関係各位のご理解とご協力に対し、心から感謝の意を表します。

こちらは雑誌になります。
東西交渉・ユーラシア大陸の歴史と文化を発掘する
 

東洋史とりわけインド亜大陸を含む西南アジ ア、北アフリカまで、ユーラシア大陸は、その時代区分や民族 の起源、城趾の比定もさることながら文化を母胎にした交流の 舞台はまさしく東西交渉であり、南北の関係も見逃せない。

広大なアジア諸民族の《歴史と文化》は、内陸アジア史や東西交渉史、そしてその中に内包した海上の道を一視点として考 慮し、深く掘り下げることにより、単にシルクロードの研究に とどまらず、本誌が、未だ未知なるアジアの空白部分を究明で きればこれに過ぎることはない。

本誌が東アジアの一隅に位置する日本列島から出発し大陸と の接点と交渉を再認識し、研究者と読者諸氏の研究・交流が計 れればすばらしい事である。今後のご支援ご教示を願って止まない。

こちらは他の箱に入っていたもので昭和17年の非売品です。
船屋形 屋形船という言葉はよく耳にしますが、タイトルは船屋形です。川御座船 (かわござふね)の屋形部分だけを陸上で保存したものです。

船屋形・牛尾健治
相楽園の船屋形は、江戸時代に姫路藩主が河川での遊覧用に使っていた川御座船 (かわござふね)の屋形部分だけを陸上で保存したものです。

昭和十五年二月舞子小邸內に移建修造して、本年五月漸く共の工を竣へた船屋形の圖錄を、茲に上梓するに至ったことは私 の本懐とする所である。

當船尾形は遠く江戸初期の建造になるものと認められ、所謂川御座船の屋形として用ひられたものを 陸上に揚げ、數寄屋建 に改造せられたものであるが、 船框以上は現在猶良く舊態を存してある。 昭和十二年五月重要美術品等の保存に關する法律に 依って文部大臣の認定を受け、當時兵庫縣印南郡北濱村に保存せられて居たのを小邸に移したものである。 斯る建造物が三百 年近くの風雨變災に段朽を免れたことは、 我が國美術の爲め誠に喜ばしいことであると思ふ。

今回の移建修補に際して、文部省宗教局保存課の終始變らぬ御指導と御援助を得たことは、衷心感謝に堪へざる所であり、 且つ又所有者として最も欣快措く能はざる所である。 工事現場の擔當者としては文部省推薦の美登路伊造松氏を得、設計及監督等に付ては文部省技術官の常時指示を受け、 又現地指導の如きも實に前後數回の多きに達して居り、 更に修理竣成後に於け る本圖錄編輯に關しても、一つに前記諸氏の周到なる配慮を煩はしたことは深く感激に堪へぬ所である。 今回の移建修理竣成を記念すべく本圖錄を上梓するに當っては、特に工事中に於ける詳細なる實查に基き作成せられたる 寫真、圖面及び調查記錄等を収載することに意を用ひ、以て文部省當局の御好意を永久に銘記すると共に、一面我國重要美術として認定せられたる本 建物の顯彰に聊か寄與せんことを冀ふ次第である。

昭和十六年六月
舞子聚景閣に於て
牛尾健治 識

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