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茶の本・座敷と露地等茶道書・美術書等買取させていただきました

茶の本・座敷と露地 中村昌生

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茶の本・座敷と露地等買取させていただきました

茶の本・座敷と露地 中村昌生
本巻は茶に用いられる座敷88席を選び全257図を8章にわけて構成した

茶の湯の歴史は、幾多の茶匠の創意工夫の展開であり、その蓄積である。偉大な茶匠 の茶風や作品ほど個性豊かな創意が躍動していた。それを慕い手本と仰ぐ後継者たちに よって幾つかの流風が生れた。そうした巨匠たちの名作のすべてが今に残存しているのではない。しかし各時代の人々によって手本と仰がれ、保護され、また焼失しても旧規に従って建て継がれてきた ものがある。そしてしばしばそれらの「写し」が造られた。すなわち「本歌」としての 役割を担っていたのである。

利休流の茶匠は、利休の作例の寸法等を引いて、例えば「四畳半之本」とか「二畳之 本」「洞庫之本」などと題していた。利休家の諸建物の寸法書の表紙にも「座敷之本」と書かれた本がある。これは和歌の世界の「本歌取り」と同じような含みで、四畳半や二畳の茶室の本歌であり、創意工夫の拠り所とすべきであるという意図から、このよう な言い方がなされたのであろう。

茶の湯の造形には、「規矩」を忘れ「心ノ規定」が運用されなければならないといわれる。そのように自由な創造を支える規矩を表現することは容易でない。そこで茶匠たちは、手本とすべき先匠の作例をそのまま引用することで、その目的に応えようとしたのである。どのような作例を本歌とするかが茶匠の見識である。それは巨匠の遺構か、記録されたもののなかから選択された。そうした本歌は新しく創作する人々の創意のなかで、さまざまな姿となって再生される。とくに「写し」を目ざさなくても、ある本歌の特質を活用することが適切であるような創作の場は、往々にしてありうる。また「写し」を意図するとき、忠実な再現を期することもあるし、新たな作意が加味される場合も少なくない。それは環境との調和によ っておのずから導かれる「写し」の宿命でもあろう。とにかくこうした写しの制作も茶 室においては重要な創作の道となっているのである。

茶室の創作の上に「本歌」の果してきた役割は大きい。古典的遺構はほとんどが本歌 の対象となりうる存在といえよう。そのなかで、古来しばしば「本歌」として活用されることの多かったと思われる作品を中心に十三棟を選んで、巻頭に掲げてみることにした。

こちらは正確には茶道というよりは書道の本かもしれませんが、茶道くくりで紹介させていただきます。

利休の手紙・小松茂美
開始以来、三一四通の撮影を完了した。筆跡吟味には、言い 知れぬ苦汁を喫した。

利休の手紙を集めよう、と思い立って足掛け八年になる。梅澤記念館館長梅澤信二氏に協力方を要請して、即時 に全国に網を張った。同時に梅澤信二氏の斡旋により、六都の美術倶楽部の社長が援助の手をさし伸べて下さった。 傘下の古美術業者や数寄者の方々に書面を進達した。開始以来、三一四通の撮影を完了した。筆跡吟味には、言い 知れぬ苦汁を喫した。

博物館の同僚であり、私の学友たる古谷稔・松原茂・名児耶明・神崎充晴・島谷弘幸・久保 木龍一君らを交えながら、なん日もなん日も、吟味に時を移した。その果てに、二二一通を選定した。図版が完了 したのちも、一通、また一通と眼前に現われる。結局、五通の追加を余儀なくすることになり、総計二二六通を収 めることとなった。これは、ひとえに上述の方々の御厚情の賜物、深い感謝に包まれている。

が、限られた紙幅により、やむなく割愛せざるをえないものも生じた。御助力に対して面目ない仕儀、なにとぞ御諒承賜わりたい。 ところで、まず、一通一通の手紙を読み解かねばならない。昨年の十二月に入ってから、ようやく取り組むこと になった。まず、あて名がたれなのか。文中に登場する人物が、いかなる人なのか。中に書かれている徴証によっ て、年代の割り出しに精力を注ぐ。史料を駆使しながらの悪戦苦闘。暮れも正月もない。二二一通の解説の脱稿は 三月初旬に尾を引いてしまった。驚いたことに、現存する利休の手紙の大半は、六十代のもの。七十歳で自刃のか れにとって、晩年の十年間に集中する結果と知った。また、交際の範囲も武将をはじめ総勢二百二十余人に及ぶこ とを突き止めることができた。この本が、利休研究の一里塚となることと深く信じている。

昭和六十年四月十六日
耳順 小松 茂 美

ここ十年間、手許に送達されてくる全国の古書店の「古書目録」の中に、拙著『利休の手紙』の書名を見出だし たことはない。神田の古書店の店頭にも、それを見ることはなかった。時折、知友から需要の声を聞くことがあっ たが、絶版時久しうしており、増補版など意中になかった。

ところが、今年初夏のころ、当時、編集の担当であった、小学館編集部の鈴木國夫氏の来訪をうけ、件の本の増 補本を発刊したい、との企図を承った。私は、折角の過眼に接しながら、いたずらに看過してカメラに収めなかっ た何通もの利休書状が、脳裏を駆けめぐった。が、すでに遅し、手許に保管する利休の手紙を整理してみると、前 著以後に三十九通の新たな利休書状の写真を保有していた。しかも、前著の製版完了後に追加した五点の小図版の 書状をも合わせて、全四十四通を新たに図版に組んで、このたびの増補版として、世に送ることとなった。これに よって利休研究に一役買うことができれば幸甚である。

平成七年十二月七日
古稀 小松茂美

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