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東アジア考古学辞典 周光山済海寺蔵・外国書願留等歴史書 さいたま市南区より

東アジア考古学辞典

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東アジア考古学辞典 周光山済海寺蔵・外国書願留等歴史書送っていただきました。ありがとうございました。

東アジア考古学辞典

この『東アジア考古学辞典』は、東アジアの一員である日本を含めて、 朝鮮半島を中心に、広く東アジア諸地域において,それぞれ最小限基礎的な項目 と、日本考古学の中の東アジア諸地域との交流史に係わる関連事項などを収録することにしました。

さらに,物質資料を調査・研究対象とする考古学の学問の性格上、時代を問わず原始・古代から近世・近代さらには一部で現代 までを取り上げました。このようにして編纂作業を進めて参りました『東アジア考古学辞典』が,このたびようやく発刊することができるようになりました。この本書が東アジア諸地域あるいは日本の考古学の調査・研究に携わる研究者は より,関心を持たれる多くの方々に広く活用されることを願ってやみません。

なお,最後になりましたが,本書の刊行にご理解・ご協力とご尽力をいただき ました執筆者の皆さま方と,編集を担当された福島光行氏のほか,菅原洋一氏ら 東京堂出版の関係者の皆さんに,心から深く感謝申し上げます。

2007年4月30日 西谷正


  • 日本考古学を研究する上で、東アジア、とりわけ朝鮮半島や中国・ロシア ル州などの研究成果は欠かすことができない。そこで本書は、朝鮮半島に する項目を網羅するとともに、日本・中国をはじめ東アジア諸地域の基本と なる諸事2350項目を収録した。 
  • 収録地域は、北東アジアの朝鮮半島を中心に、中国・台湾・モンゴル・ロシ アおよび日本,さらに東南アジアのベトナム・ラオス・タイ・ミャンマー・ カンボジア・マレーシア・インドネシア・フィリピンなどの国々に及ぶ時 代的には旧石器時代から朝鮮は李朝,中国は清代,日本では近世・近代まで にわたる。

 ●収録内容は,遺跡・遺物・用語・事項・人名など広範囲にわたり、これまで の辞典類に取り上げられなかった項目も収めた。なお,収録項目の全体は巻 末の「分類項目一覧」を参照していただきたい。 ◇韓国・北朝鮮・中国の遺跡名・人名は,原則として漢字の音読みとした。ま た遺跡名と文化名の項目には欧文を付したが,韓国・北朝鮮・中国の場合 は現地語にしたがい,その他の国の場合は英語の表記とした。 

●解説文は,原則として執筆者の文章表現を尊重したが,辞典という性格上,学術用語を中心に,編者・編集部によりある程度の統一をはかった。 ^ 日本を除く各国の遺跡については,所在地の冒頭に「韓国・北朝鮮・中国 ……」などと国名を明記した。国名は,大韓民国を韓国,朝鮮民主主義人民 共和国を北朝鮮,中華人民共和国を中国,中華民国を台湾,モンゴル共和国 をモンゴルなどと,一般に使用される略称にしたがった。 ◇時代区分に関して,二つの言い方がある場合,他方をカッコ内に示した。

例:無文土器(青銅器)時代 李朝(朝鮮)時代 

●解説文中,教育委員会を教委と簡略化した。また各地の埋蔵文化財センター などで財団法人化している場合でも,財団法人または財の記載を省略した。 同様に,独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所や,奈良県立橿原考古学研究所の「独立行政法人文化財研究所」「奈良県立」なども省略した。


こちらは周光山済海寺蔵・外国書願留。港区指定文化財の外交文書ですの絵、歴史書というより正確には歴史史料というべきものでしょう。影印で巻末には釈文が収録されています。

周光山済海寺蔵・外国書願留

港区では、昭和五十三年に港区文化財保護条例を制定し、区内に残された貴重な文化財の保存・活 用に努めてまいりました。

昭和六十二年度までに港区指定文化財として指定した文化財は、三十一件に達しました。 港区は、数多くの大・公使館等が集中している地域であり、国際都市として機能を果たしております。

このような地域の様相は、歴史的に遡りますと、幕末から明治維新にかけて生まれました。近代日本を築き、外交の舞台になった本区には、数多くの貴重な外交史料が、大切に保存されております。

これらの史料に触れますと、当時の外交関係のありかたや、それをとりまく人々の生活が伝わってきます。

-このたび、区指定文化財であります、済海寺所蔵の「外国書願留」の調査報告書を刊行いたしました。

本書が、文化財保護思想の普及に役立ち、区民の皆様が文化財に関心を深めるとともに、多くの研究者に活用されることを願っております。

おわりに、刊行にあたり資料を所蔵しておられる済海寺をはじめとする多くの方々より御理解と御協力を賜わり、心から感謝申し上げます。あわせて、本調査にあたられ、りっぱな成果をまとめられ た港区文化財保護審議会委員・高橋正彦氏(慶應義塾大学教授)のご努力に対して、敬意と感謝を捧げます。

昭和六十二年十二月

港区教育委員会


本書の内容の一端をみると、安政六年(一八五九)の記述は八月十二日の三行と、同十三日の二行の僅か五行で おわる。ここにみえないが八月十一日にフランス総領事ド・ベルクール (de Bellecourt)はナポレオ の信任状を幕府へ提出して、自分が総領事に任命されたことを告げる。これをうけて外国奉行より町 へ宛て て、明十二日朝六ツ半時にフランスの使節と士官とが宿寺を取り極めるために高輪へ上陸することを知らせ、支配向きの出張を依頼する。本書はこれらをうけて外国奉行とその下役が済海寺を訪れたこと、そして八月十三 フランス人が入寺したことを記す。

安政六年はこの五行でおわり、記述は萬延元年(一八六〇) となるが、この年もあわせて三十八行の記戴で、翌文久元年(一八六一)もわずか六行、同二年も簡略であるが文久三年以降次第に詳しくなる。フランス公使館とし てその堂舎の多くが使用された済海寺は住職以下の生活にも事を欠く仕末となつた為、文久三年二月に幕府より 銀二百枚を支給されて仮建物を造る。(写真十六頁)

文久三、四年の記載の多くは済海寺の造営と境内背後の崖崩れの修復についてのものが多い。これらの要求はその後もつづき慶応元~四年の記載にも頻出する。これらより幕末における済海寺周辺の様子と、社会全般の 動きの一端を知るところもあるが、本史料の筆者の関心が済海寺そのものに限定されるところが多く、広く社会へ及んでいないのはややもの足りぬところである。フランス人の動静を直接知り得る立場にはなかつたかもしれぬが、隣接する建物に居住する公使以下のフランス人の生活行動の姿の一側面でも若干記していれば本書の価値はなお高く評価されるであろう。あるいは当時の周辺の人々のフランス公使館への種々の関心なども知りたいと ころである。

本記録に若干のもの足りなさは存するとしても、外国公館に堂舎を貸した寺院側の記録としては、先きに公刊した『麻布山善福寺蔵亜墨利加ミニストル旅宿記(昭和五十九年)と相い並んで幕末維新期における貴重な史料である。

なおほかに未刊の当時の史料としてはイギリス公使館のあつた東禅寺所蔵の『天寿室日記』があることを付記しておこう。

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