法隆寺金堂壁画と百済観音など仏教美術・絵画の図録など29冊宅配買取事例。2020年前後も含め新しい年代の図録が中心です。ありがとうございました。

七世紀に創建された法隆寺には飛鳥時代以来の多くの仏像や世界最古の木造建築が伝わり、平成五年(一九九三)に日本で初めて世界文化遺産に登録されました。千三百年にわたり先人が連綿と守り続けてきた文化財を、私たちもよりよい形で将来へつなげていく責務があります。
法隆寺の中心となる金堂は昭和二十四年(一九四九)火災に見舞われ、飛鳥時代に描かれ た仏教絵| 画の傑作とされる壁画は大きく焼損しました。壁画は現在、法隆寺境内に建てられた収蔵庫に焼損時の姿で移築・保存されています。焼損した金堂壁画を守り、未来へ伝えるため、平成二十七年(二○一五)に専門家による「法隆寺金堂壁画保存活用委員会」を設け、さまざまな調査を始めました。研究成果を活かし、環境を整え、将来は焼損壁画の公開を目指したいと考えています。
大きな災害のたび重なる昨今、本展覧会が、苦難の歴史のなか人びとに守り継がれてきた文化財の尊さを再認識いただき、次世代へともに手を携える機会となるよう、心から祈念いたします。
令和二年三月 法隆寺
