宅配買取 北海道のお客様より 日本名筆選 定本・良寛書跡大系など書道本 段ボール7箱送っていただきました。書道教室でお使いになられていたようです。他にもいろいろあるのですが、時間があれば紹介いたします。ありがとうございました。

孤高良寛。神韻縹渺、高雅の書。
思えば、大正八年相馬御風が「良寛和尚遺墨集」を、昭和三年耐雪佐藤吉太郎が「良寛 遺墨集」を編纂し、これに安田靫彦が「良寛の書に就いて」を寄せてから、既に六十余年 となった。
是等は、今や稀覯幻の書として謂わば古典に数えられるに至った。
この三先覚がうち揃って、良寛の書を広く江湖の鑑賞と評価に供した功績は大きいといわねばならない。
良寛の書は、「筆力遒勁且つ清新、この清新こそ良寛の書を評するに適切」と靫彦は唱えた。
試みに、本書第一巻一九の「君看双眼色、不語似無憂」に対せんか。この書の意と体の 何たるかを心得ずとも、自らその天真にうたれ、また書状の巻冊をかんか、至るところ 良寛日常の風に逢って駘蕩の情をもよおすなど、「最も日本人らしい、日本人の原型のやうなところがある」(唐木順三) 良寛を想い、「優游トシテ名状スベキコトナキ」 (解良栄重)
人徳の良寛を髣髴せしめる。
全国良寛会は、その事業の一つである「遺墨の尊重愛護」の大きな眼目として、この国 民的な資産とも称すべき良寛書蹟の集大成をして、良寛没後百五十年の記念塔としようと、 故宮栄二等を中心として発議したのであった。
爾来悲願十年、漸く平成元年の暮れに至って機の熟するに逢い、古書蹟研究の学徒飯島 太千雄を加えて、当会重鎮である良寛研究の諸家を以って編纂の責に任ずることとした。
