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日清戦争従軍写真帖他軍事書お譲りいただきました。

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担当スタッフより

日清戦争従軍写真帖他軍事書お譲りいただきました。日清戦争の従軍記録に関する本は極めて少なく、石光真清の手記、町田政吉の記録(従軍時の日記)、などがありますが、時代を考えますと、いわゆる写真を含んだものはほぼないかと思われます。(その他参考文献陸奥宗光蹇蹇録、発行当時は伯爵陸奥宗光遺稿に収録)、日露戦争のものが多く発行されているのとは対照的です。発行は1992年になりますが、貴重な資料といえるでしょう。ありがとうございました。

乏しい日清戦争の記録

日清戦争は、近いうちに開戦百年を迎えようとしているが、日清戦争についての記録は案外にすくない。日露 戦争のときは最初から国内の報道陣が組織的に送りこまれただけでなく、大量の外国人記者や観戦武官が新興の 東アジアの「強国」日本と大国ロシアの戦争という感覚から派遣されて、外国紙に詳細に報道された。とくに『タ イムズ」は日英同盟の存在もあって、戦後にはその報道を集積して出版し、日本でもその翻訳書が刊行されてい るほど大量の記事を送り出した。しかし、日清戦争のばあいは極東の一遇における局地戦争として、最初はたい して注目されることなく、観戦武官は無論のこと世界のジャーナリズムからほとんど無視された。

こうして、日露戦争については治外法権にまもられた外国人記者の報道が容赦なく飛びかい、自由な新聞報道という概念をもちあわせない日本の検閲官の苛酷な削除にさらされることのない外国人記者による「自由」な報

道も残されることになった。これに対し、日清戦争の際には日本自身もマスコミが未発達だったので、大量の新聞記者は派遣されず、のちに『明治二十七八年日清戦史』にまとめられた軍人の目による観察以外は、アマチュアの目で戦争を見据える報道が乏しく、ほとんど当時『国民新聞』に連載された国木田独歩の「愛弟通信」以外 には後世に残る従軍記録は存在しないと信じられてきた。

それに加えて当時の写真技術の水準では、戦場において写真を撮影、現像し焼き付けることは、絶望的に困難 であった。暗いレンズ、感度の低い感光剤、それに重いガラス乾板という条件では、スナップ写真をとることなど想いもよらなかっただけでなく、戦場で撮影した写真を現像のうえ印画紙にプリントするためには莫大な労力 と費用を要するうえに、作戦軍の全面的な協力が必要であった。

検閲を免れた私家本

このような条件を考慮にいれると、旧津和野藩主であり、今からは想像のできないほどの権威を有した伯爵家の当主である亀井透明の努力と財力を前提としなければ、そもそも本書に収録されたような写真帖の成立は不可 能であったと思われる。かれはヨーロッパに留学し、そこで学んだ最高の写真技術を有していた。またかれがも ちかえった最新の写真機および現地で乾板を製造し現像、焼き付けるための膨大な付属機械と暗室設備、および それを運搬する人手を伴って戦場を通行する権威的な地位と、それらすべてを調達したり給養する財力があって はじめて亀井の従軍は可能であった。むろん財力と権威だけで本書が成立しえたわけではない。

亀井はこの時の過労と心労によるものであろう、戦後いくばくもなく死去している。こうした犠牲のうえに、はじめて写真帖は 成立したのである。

またもうひとつ注意すべきことは、従軍日記・写真帖がともに亀井伯爵家の私家本として刊行されたために、 当局の苛酷な検閲を免れたことである。この検閲を経ていないことが、今日におけるその史料的価値を高めてい ることに注意をうながしたい。前述したように、陸奥外相自身の回顧録すら今日残されている草稿と対比すると 自己規制による変革がおびただしいが、それでも昭和四年まで公刊は許されなかったのである。日清戦争は、明治天皇すらこれは大臣が始めた戦争であって朕の始めた戦争でないとし、開戦報告の勅使を伊勢神宮に派遣する ことをためらったほど理不尽なかたちで開戦された戦争であり、その戦争中に旅順で起き、『ニューヨーク・ワー ルド』紙が報道したため国際問題となった虐殺事件は、それが問題化すれば、折から不平等条約を改正しアメリカが領事裁判権を放棄して日本に裁判管轄権を賦与することの可否を審議中であったアメリカ上院の審議をストップさせるおそれがあったのである。

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