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高野山文書研究・柳田国男など民俗学関係の本をお譲りいただきました。

高野山文書研究・柳田国男

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高野山文書研究・柳田国男など民俗学関係の本をお譲りいただきました。高野山文書研究・柳田国男など民俗関係の本をお譲りいただきました。未発表自筆草稿を影印化したものです。最近(今年の1月)、岩波書店から遠野物語の原本を影印化した書籍が出版されましたが、高野山文書研究は、柳田国男の作品の中では、それほど知られてはおりませんので、影印化されたものは当然この書籍だけです。

なお序文には「未発表自筆草稿」とありますので、最新版の柳田国男全集に収録されていない可能性があります。いずれ柳田国男全集が入荷したときに確認してみたいと思います。

高野山文書研究・柳田国男

出版当初『大日本古文書』をこれほど丹念に読みこみ、しかも覚書までつくった人は、専門の歴史学者といえども、そう多くはあるまい。晩年、柳田國男は「大日本史料』の「雑載」には、おもしろい史料があると、われわれ若者に読むこ とを進めていたが、自身は同時代人として「大日本史料』や『大日本古文書」に目を通していたことになる。

この「高野山文書研究」のことは、はやくは新潮社の『新潮日本文学アルバム』 5『柳田國男』(新潮社・一九八四年 十月)に、明治三十六年十月二十五日成稿とおもわれる「三倉沿革』の自筆草稿本とともに(三〇頁)、写真入りで紹介 されている。その解説にいう(三八頁)。

自筆「高野山文書」全7冊の一部 明治3年より4年にかけて國男が筆写した資料ノートとある。この「高野山文書研究』全七冊は、柳田國男の蔵書が成城大学に移管された当初は、図書ではなく資料として 扱われていた。したがって『柳田文庫蔵書目録』(成城大学・昭和四十二年五月)には収録されていない。それを目録の 増補改訂版編集の最終段階で、この柳田國男の研究の存在を明示するために、急遽、図書として登載したもので、その 分類配列も便宜的であった。

かの「三倉沿革」から並べると、『高野山文書研究』全七冊は、時間的にも自筆草稿として一系列になる。それは原 稿を和綴で装丁しているところまで共通している。表紙にも『三倉沿革』に用いた柄の用紙を、そのままつかっている。 この一連の著作は、柳田國男にとって一つの意義を持っていたにちがいない。そこで注目されるのは、これらの研究の 作業の方法である。


「高野山文書研究」全七冊を初めて手に取って見たのは、一昨年、二〇一一年七月であった。当日は「高野山文書研究』 と「高野山文書」全八巻のほかに、天保十年(一八三九)序文の和歌山藩の地誌『紀伊続風土記』の活版本(帝國地方行 政学会・明治四十三 四十四年)全五輯を借り出してみた。案の定、「高野山文書』を読みこむにあたって、現地の状況は、 『紀伊続風土記」を基本的に参照していることがわかった。「高野山文書研究』第一冊があつかう荒川荘は、いまの和歌 山県紀の川市、もとの那賀郡桃山町のほぼ全域と粉河町の一部を含む地域である。『紀伊続風土記』巻三十七・三十八に、 安楽川荘十四箇村の記述がある。

この第一冊の表題には、「(高野文書抄録)」とある。現代語一般の用例で「抄録」といえば、抜き書きのことであるが、 この覚書は「高野山文書」のただの抜萃ではない。その認識はすでにそれ以前の農政学の研究の時代に、いだいていた にちがいない。私は、すぐに柳田國男の口述の筆記である「史論・抄物」という論考の存在を連想した。これは『日本文学講座」第三巻「中世の文学』(河出書房・昭和二十六年五月) 四に収められた文章で、副題に「特に十訓抄について」とある ように説話集の「十訓抄』を論じているが、この時代「抄物」 といえば、原美を講釈した筆録のことである。『十訓抄』も 古い「天論」を教訓に即して評論した説話集であるというこ とであろう。

学三年生のころ、個人的に親しかった同期生の菊地清行 の部屋でこの「中の文字」を見つけ、柳田國男の学殖の深 さに驚嘆しながら読んだのでよく覚えている。柳田國男は第 一高等中学校時代、二十歳のころに落合直文の授業で「十訓抄」を読み、親しみを持ったという。その抄者の方法の魅力を、十年もたたないうちに、「高野山文書」の研究で実現し ていたのである。

第一冊を繰ってみて気づくのは、「高野山文書研究」が、 柳田國男の著作でいえば「地名の研究」の世界に続くことで ある。民俗学で地名の研究といえど、一つ一つの小さな地名に、生活史的な大きな意義があることを解釈してみせるとこ ろに魅力があるが、まずここで「高野山文書研究」と地名の 研究が結びつく大切な視点は、中世の荘園村落の跡が、 地名など大地に刻まれていることである。

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