埼玉県草加市にて軍事書等各種書籍3箱
今回気になった本は武人青州・本庄繁になります。発行人長男の本庄一雄でおそらく私家版か何かで市販品ではないものと思われます。本庄繁氏のものではありませんが、発行人長男の本庄一雄氏の直筆の手紙が付属していました。達筆ですね。ご長男は著名人というわけではありませんので買取価格に変動はありませんが、著名な方のものであれば単品での買取も可能です。ありがとうございました。

先代本庄繁の人となりは林政春氏の労作「陸軍大将本庄繁」に概ね尽くされておりますが、尚今日まで小生の手許 に保存してありました。
一、先代を辱知され、又先代に私淑されておられた方
一、軍職現役時代或は軍職退役後の公職時代に関係深かりし方
一、多年親交ありし宗教家、其の他の方
等々の方が先代に就て書き残されあるものを中心にしまして、之に青州会と本庄会の創設の経緯と現況に就いて会長転或は幹事の方より玉稿を賜はり、併せて或る機縁で入手致しました七将軍の親書と、先代が歩兵聯隊長として西比利亜出征よりの凱旋の辞を、他の若干の記述と共に掲載し「武人青州」と題して一小冊に編集いたしました。
青州は先 代の書の雅号を採りました。顕考録、先君辞世録は既に三十三回忌に当り編集発表したものでありますが散逸を防ぎ たく、此の小冊の巻末に収録いたしました。
先代逝いて三十五年、今更時代遅れの試みと御批判もありましょうが折角感激の諸資料を小生も在世中に最後の一冊 に纏めておき度くなりました。
敢えて御高覧に供する次第であります。 尚表題の書は先代が軍事保護院総裁時代何かと御配慮にあづかりました達筆家の秘書官川村享一殿に御願い申上げます。