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北千島海軍部隊史・懲治中隊史抄など軍事書お譲りいただきました。

懲治中隊史抄

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担当スタッフより

北千島海軍部隊史・懲治中隊史抄など軍事書お譲りいただきました。2冊とも非売品で、著者は三上一次 北千島海軍部隊史は限定300冊です。ありがとうございました。

私が「北千島海軍部隊史」作成を志したのは、ソ連邦極東北シベリアにあるソ連邦第一級のラーゲル・カルイマ州マガダンから帰国した(昭和二十四年末) 直

後でした。しかし、その悲願も「棒程願って針程叶う」と古人が言っているように、種々な阻害要因もあり、なかなか実現出来ませんでした。

それから、三十六年、何とか型ちをっけ、ようやく、出来上がったのが「本 史」であります。

この「史」には、かつての「栄光、世界に輝やかせた、大巨本帝国海軍」が、また、「人類永遠の命題、戦争とは何か……」が、如実に描かれております。

あらためて、私の「史」作成趣旨(北と南、広大な太平洋戦線で闘い、生き抜いてきた自分たちの歴史的記録は自分たちで書く)に共感を持ち執筆された各位 に敬意を表する次第です。

謹しんで、激闘の太平洋戦線に散華された方々の御英霊に「本史」を捧げ、平安をお祈りしたいと思います。

昭和六十年十月1日

三上一次


北千島占守島・占守通信隊

「特務班」 海軍上等主計兵曹 三 上 一 次 海軍經理学校普通科太糧術練習生第四十五期

「私が「特務班」なる言葉を知ったのは、昭和十九年四月末、見敵 必殺・死を恐れぬ塔乗員育成のメッカ土浦海軍航空隊・主計科事務 室であった。そこで、分隊士から「占守通信隊に転勤を命ずる。こ の隊はク特務班タ通信隊だから、しっかりやれ!」という申し渡し をうけた時であった。

「特務班とは、どんなことをやっている班ですか」「まあ、一口 で言えば敵の通信を聴きとり、その情報を基にして、作戦に役立て るのだ」、こんなやりとりで終り、具体的なことは何も教えてくれ なかった。しかし、「特務班」と称するからには、重要な任務に従 事する通信隊であることは間違いないと思った。

行く先は、北千島占守島だった。(三〇七頁地図参照)アッッ玉 砕、キスカ撒退以後、にわかに、北方最前線となった島である。 「私は、その夜、巡検が終ってから、居住区の裏庭に出て長い時間、空一杯に散り広がる星群を眺めた。 星は、どれも一瞬の休みなく、しばたたいていた。

星となって生きようと心に決めていたから、転勤についての悩み はほとんどなかった。

これは、私が?悟っていた々からとか、勇敢な兵士であった。 からだ等ということではない。数少ない戦場体験から得た「あなた まかせの哲学」である。

戦場では、死のうと思っても死なないし、生きようと、がむしゃ らに足掻いても死ぬ。

戦さの神は、善人で、品行方正、親一人子一人だから殺さないと いう保証もしないし、悪人で、どうしようもなく卑劣な奴だから、 こ奴は殺してやろうという……正義の味方でもない。 だから、私は「あなたまかせ」を信条にしていただけの話しである。

大溪から、呉鎮所属、吹雪型(特型) 駆逐艦「薄雲」に便乗、出 港した。

– スマートな艦体を濃いねずみ色に塗装した、見るからに精悍その ものの「薄雲」は。一、六八〇トン、長さ一一八メートル、速力三 七ノット、一二、七サンチ連装砲や魚雷発射管も備えていた。アッ ッ玉砕前たびたびの緊急輸送やキスカ撤退作戦に大活躍、その後も 北方海域に張りつき、攻撃力、輸送船護衛力共に抜群の”ベテラン 艦だった。

途中、小樽で北方行き陸軍部隊を満載した日本最大の砕氷船「高 島丸」(五、六六四トン)及び「めるぼるん丸」船団の護衛艦とな り、五月一七日、夕刻に出港した。


なお、この、懲治中隊史抄の作成に当り、やや、脅迫的な語調で 「俺も、中隊員だったが、何故、声をかけなかったのか、下手なこ とを書いたら、唯ではおかぬ」等と長距離電話で吐鳴り込まれ、更 めて、協力を依頼(依頼文を発送)した処、その後、一言の協力も なかった旧隊員がいたこと。これと、同趣旨の電話をかけてきた旧 隊員、直談を行なうために来た旧隊員が四~五名いたこと。

また、苦難に満ちた、中隊生活・労働と言われるが、当時、日本 人俘虜の食糧も、衣料も、マガダン州における、ソ連人党員、刑余 者、囚人、その他等と同等か、それ以上のものをうけており、労働 にしても、それ程苦痛でもなく、重労働だった、とは、倒底、考え られない。労働強化の締めつけにしても、”働かざる者喰うべから ず々の鉄則を訴えただけで、当時の状況では、至極、当然のことだ った。

若し、それでも苦痛であった、と言うならば、それは、極東北シ ベリア・カルイマ・マガダン州の苛烈な自然こそが、その、元凶、 と言うべきであろう。それ以外のことは。全部、忘れてしまったか ら、憶い出すことも、応えることも出来ない、と連絡してきた旧隊 員が、いたことも、この機会に紹介しておきたい。

一九七六年10月著者


 

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