落款花押大辞典・上下

本辞典は、一、五二七項目を収録し、その下限を昭和五十七年六月とした。 一、本辞典は、原則として一人一項目とした。ただし、襲名して数代続くもの、同一家譜に属するものは大項目とし、世譜に順じて配列した。 一、本辞典の収録項目は五十音順に配列した。ただし、仮名見出しの「じ・ぢ」「ず・づ」は、原音にもどって使い分けた。

一、署名、落款、花押、印章は、原則として現物を撮影採取したものを収録した。ただし、原寸大ではない。

 一、参考資料は別記し、それらから採取したものには*印を付して掲げた。

一、各項目は、生没年、職種、出自、称号、師事、門下、事蹟、備考の順に記述し、不明の欄は省略した。

生没年…和年号および西暦年号で示した。ただし、外国人については西暦年号のみで示した。

明確な年号が不明のものについては、およその活躍年代あるいは時代区分を示した。生没年に異説のある場合は通説を示し、異説は備考欄に掲げた。次行に、享年 をかぞえ年で示した。

職 種……天皇、法親王、公家、僧侶、武将、大名、茶匠、茶人、歌人、俳人、画家、書家、陶工、金工、漆工、茶師、袋物師などの別を示し、()内に宗派・流派などを記 した。次行に位階、役職名、世代などを示した。