復刻・大正名器鑑

買取上限価格 50,000円

定価
著者高橋箒庵
出版社アテネ書房
出版年月平成9年
ISBNコード

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この商品について

戦後における混乱期に、『名器鑑』によって判然としていたため、『名器鑑』をしるべにして移動後の所在をたどることが容易であったように思われる のである。

しかし印刷については、第二次大戦後、原色版の技術が飛躍的に進歩したため、『名器鑑』の図版はいまや古典的な評価しか なし得ないのであり、近年私などが参画した図録的全集によって、『名器鑑』の図版的弱点は大いに補なわれ、いまでは即物的に作品をとらえることができるようになったのである。しかもなおかつ『名器鑑』が、茶陶鑑賞上の道標として座右に必要な 存在であることは、箒庵の成したところがいかに優れていたかを如実に物語るものであろう。

また、箒庵が『名器鑑』のような名物図集を企画するに至る背景には、名物道具というものに関心を示した茶の世界におけ るながい歴史があった。そうした歴史的な流れがあってこそ、『名器鑑』の必然性が生じたといえるであろう。

そうした茶の世界における名物集的な記録として最初に筆録されたものは、現存史料に窺うかぎりにおいては、貞治二年(一三六三)に成った『仏日庵公物目録』であったのではないだろうか。つづいてこれもまた名物集とはちがって、やや普遍的な内容をもつ記録として文明八年に足利義政の同朋衆であった能阿弥が筆録した『君台観左右張記』がある。

その後、室町幕府が衰退し、織田信長の拾頭につづく豊臣秀吉の天下統一という歴史の流れのなかで、名器道具に対する関 心は前時代よりも盛んになり、そうしたなかで利休の高弟山上宗二によって『山上宗二記』と称される「名物集」が天正十六 年(一五八八)に筆録されている。

江戸時代、幕藩体制下における名物集として、小堀遠州が関与した記録かと推定されている『玩貨名物記』が萬治三年(一六六○)に版行され、その後閑時庵宗信(坂本周斎)による『中興名物記』その他さまざまの名物集が筆録されるようになり、つづいて松平不昧によって『古今名物類聚』が寛政九年(一七九七)に版行されて、室町時代以来、茶の世界で評価されてき た名物道具の集大成がなされたのであった。そしてさらに、それら過去の歴史をうけて箒庵の『名器鑑』が出現したのであった。

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